2013年1月25日金曜日

キーホルダーとタバコケース

雪道で車がハマってしまうのは秋田では日常。
今年はなかなかひどいものです。
春が待ち遠しいですね。


今回は大変お世話になっている人からキーホルダーをお願いされました。
真ん中についている金具を渡されました。
本来はこの金具が革についているものでしたが、
革の部分が壊れてしまっていたため新たに作るということです。
本来のものとはだいぶキーホルダーとしての形は違いますが、
そこは私らしさが出ているのではないでしょうか。
黒いヌメ革の2.0ミリがあったのでそれを1.5ミリまでベタ漉きして、
中にレオパードの革をアンコ入りで入れてみました。
レオパードの革も0.5ミリまでベタ漉きしてあります。
この車ブランドの名に恥じぬように細部までしっかり仕上げました。



もう一つ同じ大変お世話になっている人が誕生日ということで
シンプルなタバコケースのほうも作りました。
濃い焦げ茶のオイルレザーに自染の水色の糸でシンプルに仕上げました。
ナチュラルの革だと経年の汚れが気になるということでこの革にしてみました。
喜んでいただけてとてもうれしく思っております。


2013年1月17日木曜日

ベルトのお披露目

あけましておめでとうございます。
だいぶ新年の挨拶が遅れてしまいました。
いろいろと試行錯誤に悪戦苦闘しながら、
新年も革と関わっております。


さて今回の記事はベルトについてです。
自分のベルトがかれこれ15年くらい既製品を使っていまして、
それがそろそろ限界ということで作ってみました。
商品となるかというとこの革ではならないものですね。
今回使用した革はドラムヌメの藍色の2mm以下のものとピッグスエードです。
このドラムヌメの革が問題でした。
ドラムヌメなのでやわらかめですが普通の箇所はいいんですが、
部分的にゆるゆるでして吟面と床面から引っ張ると裂けるくらいのところもありました。
そのような革なので処理していくのに手間だけやたらとかかってしまい、
この革では商品には向かないです。
DS40円くらいの破格の染料素上げドラムヌメなのでしかたないです。

そろそろベルトの特徴を簡単に書きます。
抜きがあって中のスエードが見える、そして縫い糸がイエロー、スタッズですね。
あとは表革の長さと裏革の長さが違います。


裏革が短く、丸くなった状態で張り合わせてます。
裏がしわしわになるのが嫌だったのでそうしてみました。
コバは染色し画像程度には仕上げました。
IRIS(イリス)というベルトとかに使うコバ仕上げ剤を買ってみましたが、
今回は使用を見送ってみました。塗るの難しいです。

さあがんがん使っていきますよー。
今年も気合いを入れて作らせていただきますので
どうぞよろしくお願いします。