2015年1月29日木曜日

刺繍の楕円ブローチの試作

お疲れ様です。
キジレザーでございます。
先日駅のぽぽろーどを歩いていたら偶然にも
辻永さんとお会いしました。
街中などを歩いていて見知った方にお会いするのが、とても久々でした。
きっともっと人と触れ合った方がいいのかもしれませんが、
今は革との触れ合いが第一になってしまっていますね。

さて今回は前回の帯留めから金具部分を変えたブローチです。


表革は緑、裏は濃茶と黒、外周の麻糸は手染の水色です。
こんな感じの刺繍をしてほしいと言われたので挑戦してみました。
前回の帯留め同様に軽くすることに重点を置いております。
薄い革への刺繍はなかなか難しいですね。


ピンは日本製のものと書いてありました。
このサイズではできることは限られますが、
あと数個デザイン別の刺繍で作ってみようと思います。
ジャケットにワンポイント、バッグに、ハットに。
いろいろと使えるのではないでしょうか。



雪の上にかわいらしい足跡を見つけました。
鳥の足跡の曲線が個人的に好きです。
写真は撮れませんでしたが、低い木の上にキジがいました。
飛ぶ所も見れてとても満足しております。
春が待ち遠しいのかもしれませんね。

2015年1月23日金曜日

革の帯留め~星空デザイン~

お疲れ様です。
キジレザーでございます。
冬は雪かきで大変なものですが、今年の秋田市は雪が少ないです。
しかし秋田の冬は2月が本番なので気を引き締めておかないと。

さて今回は珍しいものだと思います。
抜きによる星空デザインの革の帯留めになります。


作ってほしいと言われてから金具を注文し、一般的なサイズを調べました。
革は赤で縫い糸はエンジ、抜きデザインから見えるスエードはベージュよりのグレーです。
軽さを考え、厚さを抑えました。少しこんもりしております。
コバは染色なしでと言われたので、染色はしていませんがロウは入れてあります。


ブローチの金具でも良いと思いますが、
帯留め用の金具が売っておりましたので今回はそちらを使いました。
金具を見ますと厚さ3ミリ、幅15ミリくらいの帯紐が通るみたいです。


そこまで大きくもなくブローチにしてもいいかもしれませんね。
実は出来上がりを見せたらブローチも頼まれました。
何個か帯留めとブローチをデザインして作ってみようと思います。

2015年1月19日月曜日

刺繍のエチケットミラー完成!

お疲れ様です。
キジレザーでございます。
私事ですが、長年使っておりましたドコモさんの携帯を解約いたしました。
解約というかMNPというものを行いました。
電話番号はそのままで他者に移動ということになりました。
キャリアメールはなくなりましたが、これで快適になるならば問題なしですね。

さて今回紹介するものは刺繍のエチケットミラーです。


背面側には今年の干支の羊を刺繍しました。
サフォークという種類のわかりやすい羊にしてみました。
羊感を出すために毛はアイボリーと白で刺繍してあります。
外周を縫っている麻糸はムラのあるターコイズの自染め糸にしました。


ミラー側は紫の革を使っております。
窓から見えるミラーサイズは約4センチと小さいですが、
目や歯などのエチケットチェックには使えるのではないでしょうか。


刺繍ヘアゴムと比べるとサイズ感がわかると思います。
刺繍ヘアゴムが約5センチ、刺繍エチケットミラーが一回り大きい約6.2センチです。
サイズが大きい分、刺繍できる面積がとれたので羊を刺繍することができました。
バッグの中や内ポケットなどに入れておける片手に収まるサイズになっております。
とりあえず試しに一つ作ってみましたが、
反応によっては販売用としてそのうちにまた作るかもしれません。
刺繍面が広いのでいろいろな柄ができそうですね。

次回もまた少し変わった新作になると思います。

2015年1月8日木曜日

新年あけましておめでとうございます2015

お疲れ様です。
キジレザーでございます。
年が明けてから日が経ってしまいましたが、
今年も丁寧にクレイジーに革細工に取り組んでいきますので
なにとぞ皆様よろしくお願い致します。

さて新年の革初めは靴ベラキーホルダーでございます。


靴ベラの芯金を革で包んだものですね。
表のカラーはパッションピンクに紫の革を使っております。
紫はナカセンさんのtipoでパッションピンク革は姫路の渋革です


踵が当たる裏のカラーは濃茶になっております。
濃茶は栃木レザー社のピアノレザーというオイルドレザーで、
すごく表情豊かで飽きがこない良い革だと思います。しっとりしてます。
縫い糸は自染めの水色の麻糸です。


これが組み立てる前の状態です。
靴ベラの芯金の形にかなり曲がりがあるので型紙を作る時に苦労をしました。
芯金のお値段が約320円なので革によっては、
材料費だけで1000円くらいになってしまうかもしれませんので、
芯金を自作できる人は買うより自作した方がいいと思いました。


抜き窓から見えるキジレザーの刻印の押された紫の革の革漉き画像です。
革包丁で革漉きの検索でブログに来られる方も多いので載せてみました。


上の画像のようにドーム状に革包丁で漉きました。
くるみボタンを作るやり方と同じですね。
この漉きにより段差がなくなり仕上がりがきれいになります。

靴ベラにつけるカシメは辻永クラフト工房さんで付けていただきました。
手元にカシメと二重リングがなかったこととカシメ付けがとんでもないくらい下手なので、
プロにカシメ付けだけお願いしました。
金具つけもうまくならないといけませんね。
今年は苦手な金具つけを克服できたらいいなー。